ANXIETY~中丸雄一~最近、彼氏ができた。あたしにはもったいないくらい、カッコ良くて、優しくて、面白くて。 本当に素敵な人。 ホントに・・・・あたしでいいの?? 【ANXIETY】 私が愛してしまった人。 もし知ってたら、好きになんてならなかったかも。 でも、知ってたとしても、 それでも私は彼に恋をしただろう。 あなたとの出会いは、奇跡だから・・・。 そう。あたしの彼氏は芸能人。アイドル・中丸雄一。 『付き合って1ヶ月が経とうとする頃に打ち明けられたその事実。 別に彼が芸能人だからって、彼を嫌いになったりしない。 ただ・・・ただ・・・不安になった。 雄一のことは大好きだけど、 「愛してる」って言葉じゃ足りないくらい好きだけど。 女遊びが激しい人じゃないって、 そんな器用なことができる人じゃないって分かってるけど。 やっぱり勘ぐっちゃう。 疑ってるつもりもないのに。 心のどこかにある、私の中の醜い塊が消えない。 ねぇ、雄一。 あなたは、ホントにあたしでいいの? あたしのこと、好き? あたし、そんないい女でもないし、 どうしてあたしといてくれるのか、分かんないよ。 やっぱ不安です。』 「綾香?さっきから何やってんの?」 ベッドに横たわってテレビを見てた雄一の声。 「ん?何でもにゃいよ」 パタンって音を立てて分厚いノートを閉じ、引き出しにしまう。 振り向くと雄一がおいでおいでって、手招きしてる。 「何?」 「ここ、おいで?」 ベッドをポンポンって叩く。 きれいな手。 「・・・やだ(笑)」 「はぁっ?!なんで?!」 「冗談(笑)お風呂入ってくるわ」 「あっそ。そんな可愛くない子は来なくていいですぅ!」 雄一、いじけちゃった(^^; 「行ってきまーす」 返事はなかったけど、背中に愛しい人の気配を感じながら、部屋を後にした。 「雄一、まだ怒ってる?」 濡れた髪を拭きながら部屋に戻る。 「ちょっ・・・雄一!!何勝手に読んでんの?!」 「さっき、これ書いてたんだ」 雄一の手にはさっき引き出しにしまったはずのダイアリー。読まれちゃった。。。 「・・・俺、信じてもらえてない?」 「そんなこと、ない」 「でも不安?」 「それは・・・うん。」 そう呟いて俯くと、急に雄一に抱き寄せられ、 唇が重なった。 チュって。 「俺、好きだよ、綾香が」 今の今まで私に触れてた唇が、そんな言葉をつないだ。 そして、また。触れる。 雄一の、ぷっくりした下唇の感覚。 「ホントに。」 「うん」 触れては離れて、離れては触れる、その甘い感覚にそう応えるのが精一杯。 触れる唇が、だんだん深くなっていく。 少しずつ、少しずつ、深く、甘く、甘く。 口下手な彼の唇はとっても器用で。 あたしは幸せに包まれた。 雄一の背中に回した手は、磁石みたいにくっついて、離れない。 「ねぇ、雄一?」 「何?」 「・・・あたってる」 そう言ってクスっと笑うと、 「おめーがそんなカッコしてっからだよ」 バスローブ姿の私に、 ちょっとだけ頬を赤らめて雄一が言った。 Written by KANNA (2005.2.12) はぁい、どぉも~♪ ちょっと踏み込みました(笑)大人の世界に(笑) 苦手だった方、ごめんなさいねm(_ _)m 全体的に抽象的にしたので、描きにくいかしら~~?? お願いします。感想ください(>_<) ご意見聞かせて下さらないと、暴走しちゃうんで(爆) お願いしまーーすっ!! ちなみに、これは、かんなが実際に見た夢を脚色したお話(爆) あたし、どんだけ変態なんだろう・・・。 |